2022.03.05
雪解けが進み庭の土が見え始めました。もうそこには見覚えのある小さな雑草が息吹いていました。
芽は小さいうちに摘んだほうがいいなんてよく言いますが、もちろん雑草もその類かと思います。
しかしこの時期は良いのですがこれから根気が追いつかなくなってしまいます。ガーデニングを楽しんでいる方はどうしても草むしりはガーデニングの一環になってしまいますが、隣地との境や、北側の何もしていない部分は防草対策をしていた方が得策です。
お庭工房での防草対策工事としお勧めするものは、工法として、コンクリートで固めてしまう方法と、防草シートを敷き込む工法です。
防草シートを敷き込む工法はリーズナブルで施工も短期間で施工ができます。しかし、やり方を間違えるとせっかくの防草シートも台無しになってしまいますので注意してください。
ホームセンターやインターネットなどで様々な防草シートが販売されています。やはり高価なもののほうが強い傾向にあります。
強いとはなにか、植物が貫通しようとする抵抗力が強いシートはもちろん、紫外線に対する強さ、過度な湿気にも強くなくては、その貫通抵抗力が下がってしまいます。
そこを見極めて購入しないと後で後悔することになります。敷く周辺環境で耐久性が変化してするので、お勧めなのは安価なものではなく、出来るだけ丈夫なものを購入する方が良いかと思います。
もう一つ、注意が必要なのは防草シートは絶対ではないということです。
防草シートを敷き込み、その上に砂利などでマルチングを行います。防草シートをピンでとめると穴が空き、そこからしつこい草が生えてくることがあります。
また、防草シートの重ね合わせの部分も盲点です。少なくても20㎝以上は重ねて敷きこんで下さい。ほかにも構造物の境目です。土間コンクリートと防草シートの隙間等はどうしても生えてきてしまうので根気よく草むしりが必要になります。
あと、防草シートの上に敷き込んだ砂利から生えてきます。数センチ砂や土が堆積したような場所に雑草が生えていることがあります。
草の繁殖力では絶対的な対策はないと心した方が良いでしょう。しかし、防草シートの上なので根が張れず、抜き取るのは容易です。
晴れた日に庭を散歩した時にでも、雑草を見つけたら抜くという感じで雑草と付き合った方が良いですね。