2023.02.24
ヨーロッパの街を散歩していて出会いそうな遊び心を盛り込んだ壁面。
木製で作られた雨戸に、レンガの壁面を覆う漆喰の壁。
その漆喰は経年で剝げ落ち、構造体のレンガが顔を出します。
そんなストーリーを考えて、実際はきっとこうなっているはずとか、Googleのストリートビューで街並みを研究して作成してみました。
まだまだ「こだわり」を詰め込めそうなモルタル造形に初挑戦です。
作成前の様子です。下地はコンパネになっています。
屋外では、木材の下地に直接モルタルをつけると、入り込んだ水分で剥げ落ちてしまったり、パネルが腐ってきたりしてしまうので施工が出来ないのですが、屋内ではその心配がないです。
やはり、なにはともあれ下地がしっかりしていないと何をしてもダメですね。
まず、鎧戸と呼ばれる木製の雨戸を作成中。
厚みは2㎝程度に平らに盛った軽量モルタルを、イメージに合わせ削っていきます。
細かい所がぽろぽろと欠けてしまいます。
木目を表現するために表面に細かい筋を入れます。
次は構造体のレンガを作ります。
テラコッタのような色合いに着色した軽量モルタルを塗り付けます。
レンガの表現もまだまだ勉強が足らず少し単調な感じになってしまいましたが、エイジング塗装でカバーです。
レンガ一つ一つ高さを変えるともっと立体感が生まれてくるようです。
次の工程は、構造体のレンガより高く漆喰を塗りつけて、ストーリーを作っていきます。
前の工程が終わり完全に塗装やモルタルが乾かないと次の工程に進めないところがあり、時間かかります💦
やっと最後の工程です。床面にもテラコッタタイルを張り雰囲気もばっちり✨
壁面に文字をいれて完成になります。
英語?いや、フランス語に翻訳された「お庭工房へようこそ」を水性ペンキで筆を使って仕上げます。
ムズイ💦
新築外構のプランニングや、壁面リフォームやリノベーションといった用途にも使えそうです!
こちらの画像を見て是非、工事をしてみたいと思ったらご連絡下さい✨